世の中全ての【訴え】というものの原動となる要素は2種類あり、エゴと愛があると思うの。
前者はそうではなくてこうなんだ、とか、もっとこんな風に扱って欲しいとか、自分一人、もしくは、
自分の周りのみが居心地よくなるための欲求を満たすためのもので、
一見気付かないようですごくネガティブな念のこもったもの。後者はそれによって沢山の人が救われる、
より快適になる、幸せになる、
何らかの役に立つという目的でポジティブな願いが込められたもの。
人間前者の方には、よくいったとしても興奮&エキサイティングすることはあっても感動&感激、
何だか熱くなって心が動く、ということはなくて、言動の場合はむしろ嫌がられるこれ世界の仕組み。
自分の物差し自体、凄くあやふやで本当は幻想なんやからさ。
誰かの判断基準がどうかを知って、それに自分がそぐっているかどうかを考えなくてもいいんだよ。
あなたが昨日より、自由になれる選択をその日その日精一杯やっていれば、
心打たれた新しい人達がきっとあなたを取り囲むに候。価値判断は下さないでちょうだい。
全ては自由意志やし、何が悪いとか良いとかではなくてね。ただ、2極があるというだけで。
結局のところ逃げであるかどうかは対自分に対して逃げでなければ逃げではないと思うし、
究極なところは本人にしかわからないよね。
ただ、正直別に、今日逃げててもいいと思う。
一生かかって、逃げの気持ちがなくなったかも?って思うことがあればいいな、くらいの長いスパンで見てみては?
あー、ほんまもっともっと一緒にもっと自由になりたいね!何はともあれあなたと共に戦うよ。
(親友からのメール)
本当の自分は誰にも作り上げられない、自分自身だけに許された大切な作業。
絵を描くことができてよかった。
絵を描くことで自分は成長する。
嘘も見栄もない世界。
怯えたり、怖がらなくてももう平気。
恐れないで。
誰もいない国に行きたい。誰も知らないところ
本当の自分と出会える場所へ
ただ、今まで感じたことのない、
計り知れない強く生きる気持ち。
自分自身が変われば、目の前だって素敵な場所に変わるはず、きっと
自由に生きていくためには、これは避けては通れない出来事。
きちんと自分で選ぶ時期にきたんだ。誰も悪くない。
今は本当に気持ちがぐちゃぐちゃで無くなってしまいそうだけど、何とか頑張る。
「この絵は誰のために描いたの?」
最愛の人が疲れた体でこう聞く
愛しているのに、なにも救えない
吐き出すことをやめてみる
もっともっと視野を広げて
そう、きっと、もっと、あと少し
いつも絵に救われてる
そろそろ、恩返ししていかないと
空を見上げて大声を出す
この頭の宙に浮いてるこの図を下すんだ、
指で空気をひっかいてひっかいて、降りてこい。
おまえにはきっとそれができるはず
大きな地震が起こった。
家の棚はほとんど倒れてきた。テレビで夢でも見た事ない映像が流れる。怖い。
自分にできることは何だろう。こういう恐怖感は初めてだ。みんな無事でいて。
何もできない。東京は人が溢れている。車もたくさん。
友達がうちに避難する。みんな同じ気持ちなんだ。みんな同じ恐怖を感じてる。
どうか、落ち着いて、会いたい人に会えない人、早く辿り着いて
自分が作り上げたいものは、
きちんと自分の肌で経験することが大事だと感じた。
これからも絵を描き続けていく。
もう、あまりいろんな事を気にして生きるのは自分にとってよくない。
友人からのメール。大切なメッセージだと思ったので、手帳に書く。
本当にありがたい。自分は一人じゃないんだ、と強く実感した。
低温保存の電化製品の節電に協力を、とテレビで言っていたので、
炊飯器で四合お米を炊き、すぐ電源を切っておむすびを作る。
具は何もないので塩むすびにした。
食べられる人間が、しおらしくしてても仕方ない。できることをやる。
情報源はパソコンを充電してネットで確認をしているのだけど、
たまにテレビを見るとやはり過剰な気がする。何度も残酷な状況を映すべきなのだろうか。
でも今は批判とかする状況ではないとも思う。
みんな必死だ。
節電するため、外に出て、歩く。
皇居まで行った。皇居は本当に美しかった。
日本は本当に美しい。お祈りをする。
どうか、今苦しい思いをしている人達、頑張ってほしい。
何も買わず帰る。
コンビニに買い物に行ったら、食料がほとんど何もなかった。
納豆だけが買いたかったのだけど、納豆なかったから、何も買わず帰る。
小銭しかなかったけど、募金して帰る。
原発の情報が錯綜している
「気」を仕事としている友人に、本当に気は届くと聞いたので、自分もやってみた。
できたかな
昨日今日とメールや電話がすごい量だった。
安否確認は必要だとしても、事実とは違うデマのようなメールがたくさん送られてくる。
お願い、それは事実とは違うから、きちんと確認して今すぐ転送をやめてほしい、と
送ってきた友達に返信した。友達は善意ある人達ばかりのはずだから、きっと好転すると期待する。
またそれで負荷がかかるのも否めないが、、
東北の人たちに、本当に電波が必要な人達のために、本当に困っているひとたちのために、できることは何だろう。
電気をひとつ以外全部消す。コンビニに募金をしにいった。
計り知れないモヤモヤが胸を締め付けるけど、じっとすることが、今の自分にとってできることだった。
二冊、加藤さんの本を読む。
何回も読み直した本はこれが初めて。
カフェで声に出してうなずくほどに感嘆した。
今の自分に必要なエネルギーだったと実感する。
もうそろそろ、いろんなことをあきらめて、次に行かなきゃいけないのかもしれない。
光が見える。
これまでのくそったれの俺の人生の、
なんとその中から光が見えるじゃないか。
絵を描くことだけは、絶対にやめない。
そして、もう絵を傷つけたくない。
だってこいつら、命だもん。
掲載作品は2008年から2011年に制作されたうちの一部を抜粋しています。
作品展示【2008-2011】
【2011】
出展:TOKYO WONDER WALL 2011, 東京都現代美術館, 東京(入選)
出展:YOUNG ARTISTS JAPAN Vol.4, LAFORET MUSEUM六本木, 東京
出展:アート@つちざわ, 花巻市東和町土沢地区佐々寅車庫, 岩手
【2010】
出展:上野の森美術館大賞展, 上野の森美術館, 東京(入選)
出展:持ち込みナイト記念展, FOIL Gallery, 東京
出展:Old With New, Cafe Nainoa, 京都 (写真家、中村竜氏との共作)
出展:Art on the beach, かねよ食堂, 神奈川(写真家、中村竜氏との共作)
【2008】
個展:dialogue for future, prinz, 京都
個展:LUX, Rustic Barn, 福岡
出展:京都現世美術館展, 京都建仁寺 禅居庵, 京都